法務省の9月6日の発表によると、2022年の司法試験に1403人が合格し、合格率は45.5%(受験者数ベース)とのこと。
1986年(昭和61年)ですと、合格者486人、合格率2.03%でした。
合格者激増に伴う弁護士激増により、国民と弁護士との距離が縮まり、弁護士の国民に対するリーガルサービスの超・拡大が実現されるに至ったと考えるべきなのでしょうかね。
そんなことはないように、私は思います……。
法務省の9月6日の発表によると、2022年の司法試験に1403人が合格し、合格率は45.5%(受験者数ベース)とのこと。
1986年(昭和61年)ですと、合格者486人、合格率2.03%でした。
合格者激増に伴う弁護士激増により、国民と弁護士との距離が縮まり、弁護士の国民に対するリーガルサービスの超・拡大が実現されるに至ったと考えるべきなのでしょうかね。
そんなことはないように、私は思います……。
前田 尚一(まえだ しょういち)
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
私は、さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては、直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
ただ、私独自の強みを生かすことを、増員・規模拡大によって実現することに限界を感じています。今は、依頼者と自ら対座して、依頼者にとっての「勝ち」が何なのかにこだわりながら、最善の解決を実現を目ざす体制の構築に注力しています。実践面では、見えないところの力学活用と心理戦について蓄積があると自負しています。