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企業経営と法律紛争

ー企業経営・企業取引における法的紛争の解決・予防の取組ー

企業経営には紛争はつきものです。法律紛争に巻き込まれたり、法律紛争を予防しようとする経営者にとって、まず重要なことは信頼できる弁護士からの説明によって、自分の置かれた状況を客観的かつ具体的に理解し、自分にとって的確な解決は何かを追求することです。

紛争解決や紛争予防の方法は、紛争自体の性質に加え、企業の事業・業態の内容、実情のほか、経営者個人のキャラクター・パーソナリティーによっても大きく異なります。

争いばかりを好むことは論外ですが、経営者としては、徹底して闘わなければ解決できない場面や局面が多々あります。それにもかかわらず、「早期解決」との美辞麗句に飛びついて拙速に妥協をし、不完全燃焼のままに事態を収束させて、将来に火種を残すことはよくあることです。

一方、経営者が徹底して闘うと決断したのに、〝和を以て貴しとなす〟という信条で、〝無難にまとめよう〟とする弁護士では、相手方に一方的に押され、外堀から内堀までどんどん埋められてしまうこともあります。依頼者と弁護士が「協働」できてこそ、最善の解決の実現が可能となります。

私は、紛争解決・紛争予防のモデルは「訴訟」にあり、実践的に「訴訟」で有利に活動できるスキルとマインドこそが、弁護士に必須の基本的能力であると考えます。

訴えを提起する場合には、勝たなければなりませんし、訴えを提起された場合には、負けるわけにはいきません。

また、訴訟外で解決を図ろうとする場合、あるいは紛争予防の措置を取る場合であっても、百戦錬磨の「訴訟」経験で裏付けられた実践的なスキル、マインドが欠かせません。
最終的な解決機関である裁判所に持ち込まれた場合を想定しておかなければ、将来にわたっての対応としては不十分なのです。

私は、依頼者にとっての「勝ち負け」は何なのかにこだわります。実は、勝ち負けの理解は、すべての人にとって同じではありません。経営者のキャラクター・パーソナリティーは様々であり、依頼者と弁護士はこのことを突き詰めなければならないのです。
これまでさまざまな訴訟に取り組み、顧問弁護士としては常時30社を超える企業を直接に担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
この経験と実績に裏付けられた強みを活かし、依頼先企業の実態や実情に加え、企業独自の志向、そして経営者のキャラクターやパーソナリティーも踏まえた紛争の予防と解決に取り組んでいます。

前田 尚一(まえだ しょういち)
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
私は、さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては、直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
ただ、私独自の強みを生かすことを、増員・規模拡大によって実現することに限界を感じています。今は、依頼者と自ら対座して、依頼者にとっての「勝ち」が何なのかにこだわりながら、最善の解決を実現を目ざす体制の構築に注力しています。実践面では、見えないところの力学活用と心理戦について蓄積があると自負しています。

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