事務所紹介
前田尚一法律事務所の弁護士、前田尚一は、30年以上の弁護士人生の中で、「法律は弱い立場にあるからといって味方せず、〝法律を知っている者に味方する〟」という結論に至りました。見習い期間を含め様々な案件を経験する中で、事案の「本質」を見抜き、真の解決を追求することこそが、弁護士の使命であると確信しています。
私たちが大切にする姿勢
私たちは、時に感情に流されがちな依頼者様を、沈着冷静に正しい道へ導く役割を担います。
- 目的の明確化と全体像の検証: 出来事の全体像を検証し、「自分が得すること」や「本来の目的」を見失わないよう、目的を明確にして筋道を立てることを極めて重要視します。
- 本質の追究: 報道や世論に惑わされることなく、事案に隠された異なった背景や物事の本質を見失わないことを徹底します。断片的な情報(例:切り貼りされた録音データ)や表面的な印象操作に流されず、真実に基づいて行動します。
- 依頼者様との協力: 真の解決には、弁護士の奮起だけでなく、依頼者様の協力姿勢が不可欠です。二人三脚で、最善の結果を目指します。
過去の事例から
新米弁護士時代には、当時の札幌では珍しい企業法務を主軸とする事務所で、経済の実態にかかわる貴重な経験を積みました。株式公開会社の株主総会対策や、労働委員会での労働事件対処など、多岐にわたる案件に携わりました。
独立初期に担当した「円山葬儀場建設反対事件」では、世間では住民の「エゴ」と捉えられていた事案の実態が、実は「住民不在のパワーゲーム」であることを見抜きました。
この事件では、ポイントを潰していくことで流れが大きく変わり、それまで住民運動をエゴと決めつけていた市、警察、マスコミの姿勢・対応が一変し、最終的に建設中止の方向へと導くことができました。
この事例は、表面的な情報や世論に惑わされず、物事の本質に迫ることの重要性を強く示しています。