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『超長寿化時代の市場地図』:55~85歳は「ルネッサンス期」

スーザン・ウィルナー・ゴーデン
『超長寿化時代の市場地図』
-多様化するシニアが変えるビジネスの常識
[ディスカヴァー・トゥエンティワン (2024/12/20)]

推薦の言葉は、

「世界人口の高齢化は危機だ、と今までどおりに考えるか。それとも、
高齢化はビジネスや政策にイノベーションを起こすチャンスで、
人びとの健康や生活はより良くすることができる、と考えるか。
本書は、後者の見方へと導いてくれる良書である。」
ミシェル・A・ウィリアムズ(ハーバード・T・Hチャン公衆衛生大学院長)

 

 

どのような経緯で注文したのかは覚えていないのですが、
amazonから届いたまさにその当日、
この本を決して褒めてはいない書評が目に入りました。

ただ、この書評が、55~85歳をルネッサンス期と呼ぶライフサイクルのステージとしていると、この本を紹介しており、
自分のペースで読み始める前に、まず、そこをめくってみると、なかなか興味深い(58頁)。

つまり、
5四半期(5Q)ライフステージのフレームワーク

Q1 スタート期(0~30歳)
Q2 グロース期(25~55歳)
Q3 ルネッサンス期(55歳~85歳)
Q4 レガシー期(75歳~100歳)
Q5 エクストラ期(100歳以上)

そして、【Q3(第3四半期)「ルネッサンス期」】とは、

「 再度の方向転換、再び活力を取り戻すための回復、再生や復活、再評価など、あらゆることに再度向きあう「再~」の時期である。継続学習と探索に励みながら、人生のポートフォリオを組み直す時期だ。55歳から85歳の年代に該当することが多い。80代後半や90代になっても引き続きQ3が続く人もいる。

Q3では、新たなキャリアに踏み出したり、改めて知識やスキルを得るために学校に入り直すことも多い。新たな家族を持つ人、子供や親のケアを継続する人、孫の世話を手伝う人も出てくるだろう。

この期になると、仕事は最優先というより、優先事項の1つで、他に大切なことが出てくる場合も多い。
これまで「ポートフォリオの時間」と呼ばれてきた。
所得を得られなくても意義ある活動を行う期間にあてる人も多いだろう。メンターやアドバイザイー、投資家として独立・起業するチャンスに溢れた時期でもある。」であると。

人によっては、ルネッサンス期において、「移行」「健康状態の見直し」「人生の優先順位の再設定」「ポートフォリオの作成」「継続学習」「(親の)介護」「(自分の)終活」などの観点があるとも。

 

世界が注目する3200兆円市場の可能性を読み解く
神田昌典氏推薦!
「長寿市場は未開拓の金鉱。本書は人生100年時代に企業を急成長へ導く最強ガイドだ!」

なんて煽るマーケット本ですので、「ルネッサンス期」の「老人」「高齢者」を対象・客体として扱われている訳ですが、
ここのところ、サラリーマンであれば、定年となった後の再雇用が終わる満65歳を超え、もろもろ思い、いつも自分の立ち位置を考えているところなので(『命拾いとプロの役割』)

私としては、主体の立場で読むのも面白いと思いつつ、横においてあるところです。

目ネジメントの大先生P・F・ドラッカーの『明日を支配するもの』の「第6章 自らをマネジメントする-明日の生き方」に「5 第二の人生」[1999 ダイヤモンド社]なんてじっくりと詰めた論稿もあるけれど、こちらはなかなか難解。

前田 尚一(まえだ しょういち)
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
私は、さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては、直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
ただ、私独自の強みを生かすことを、増員・規模拡大によって実現することに限界を感じています。今は、依頼者と自ら対座して、依頼者にとっての「勝ち」が何なのかにこだわりながら、最善の解決を実現を目ざす体制の構築に注力しています。実践面では、見えないところの力学活用と心理戦について蓄積があると自負しています。

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