素人としての心境と専門職としての覚悟
ここ半年以内でまた命拾いしました。
持病の心房細動と緑内障についてです。
それまでいずれも処方箋をもらうための経過観察通院のごときになっていたのですが、
それぞれについて転医先で、
「心房細動」は原因が判明し、心房細動対処の薬はもとより、血圧、中性脂肪などの薬も含めて全面的に処方薬変更。心房細動がほとんど気にならない状況に。
「緑内障」の方は、患者としては長い経過観察が続いた上、手術適応とされて転医となったところ、転医先では、転医前使用不可とされた薬を用いながら、手術に代替する施術で対処ということになりました。
転医先の医師の見立ては、素人の私が聞いても、いずれも優れもので、機会があれば、心情的な面も含めてお話いたしたいと思います。
「心筋梗塞」のことも含め、
ここら辺りの詳しい説明は、こちら。
専門性の高い分野では、
例えば医療の場合ですと、一定水準を保持し合理的に大量の患者をさばいて、統計的に「最大多数の最大幸福」をめざす仕組みが不可欠ですが、そこから漏れる患者もおり、個別具体的に掘り下げる必要がある局面もあります。
その場面で必要となる専門性は、手慣れた集団処理とは別の、人ごとのある出来事の意味を見極め、見えないまま進行しているその人の根本の基本的流れに位置付けて掘り下げ、個別具体的に対応することです。
その達成は、組織のレベルによる場合もあれば、専門家個人の姿勢・資質・研鑚による場合もありますね。
私も専門職が生業。
本年満65歳となり、組織に勤務しておれば、定年後の再雇用も終了、年金を受けることができる歳であり、
パワー全開というわけにはいきませんが、まだまだペースを落とす考えはありません。
自分の非専門範囲で起きた出来事を思い起こしながら、
いたずらに組織拡大することを目論まず、個別具体的に掘り下げることを目差し、
これまでどおり専門家個人の姿勢・資質を高くするよう、日々研鑚していかなければならない、
と決意した次第です。
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