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実務で現れる「悪魔の証明」の構造 ― 対立がこじれる理由を言葉にする

なぜ、話し合いは前に進まなくなるのか

「悪魔の証明」という言葉を調べて、ここにたどり着かれた方の多くは、 すでに単なる言葉の意味以上のものを感じ取っておられると思います。

実際の法律紛争や交渉の現場では、 この構造が、次のような形で現れます。


よくある現れ方

1.「それを否定する証拠を出せ」と言われる

・不正はなかったことを証明しろ
・隠していないことを証明しろ
・関与していないことを証明しろ

いずれも、存在しない事実の不存在を証明せよという要求です。


2.立証責任がすり替えられる

本来、主張する側が証明すべき事柄が、 いつの間にか「否定する側の責任」に置き換えられていきます。

この時点で、議論は事実ではなく、 消耗戦に変わります。


3.話し合いが永久に終わらなくなる

どれだけ説明しても、 「では、それがなかった証明をしてください」と返される。

この構造に入った交渉は、 誠実さや努力では解決しません。


この構造が特に問題になる分野

  • 相続・遺産分割
  • 非上場会社の株主間紛争
  • 経営権・支配権をめぐる対立
  • 契約違反・責任追及の場面

共通しているのは、 証拠が最初から完全には存在しないという点です。


問題は「証拠」ではなく「構造」にある

多くの方は、 「証拠が足りないから不利なのだ」と考えます。

しかし実務上は、 どれだけ証拠を積み上げても勝てない構造 そのものが問題であることが少なくありません。

構造を見誤ると、 正しいことを言っている人ほど、追い込まれていきます。


もし、ここまで読んで心当たりがある場合

すでに、あなたは 「単なる法律相談」の段階を越えています。

必要なのは、 ・証拠集めの前に、 ・主張の前に、 どこで構造が歪んでいるのかを見極めることです。

以下は、当事務所の相談についてのご案内です。

▶︎【ご相談について】


※ このページは、問題意識を整理するための解説です。 ※ 無理な相談誘導や即時解決をお約束するものではありません。

前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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