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亡くなった父の再婚相手との遺産争い…私たち姉妹が経験したリアルな紛争解決

相続紛争、その根底にあるもの

相続は、家族の歴史と感情が複雑に絡み合う問題です。
法定相続人といっても、その立場や感情は一つとして同じではありません。
亡くなった方が再婚されていた場合、残された配偶者やその子は、あなたにとって会ったことさえない全くの他人であることさえあります。生活基盤や利害関係が異なるのは当然で、話し合いが難航するのも自然なことです。

実際、実の兄弟間での争いが泥沼化するケースもあります。その背景には、親が自分の考えを押し付け、特定の子どもにだけ事業を継がせたり、進学や職業で差をつけたりするなど、長年の不公平感や不満が潜んでいることが少なくありません。

たとえば、一人は苦労の多い家業を継がされ、もう一人は都会で独立したものの、後に土地の価格が高騰したことで立場が逆転する――こうした人生の転機によって争いが表面化することもあります。中には、子どもたちが生前の親に遺言作成を迫り、生前にして紛争が勃発するケースすらあるのです。

法的知識だけでは解決できない、相続紛争の現実

法定相続人や相続分は民法で定められています。しかし、法的知識だけで複雑な紛争が有利に解決することはありません。

感情的な対立や過去の経緯が絡む相続紛争を解決するには、状況を正確に把握し、有利な事情を最大限活用する、戦略とスキル、交渉力が不可欠です。

ここでは、亡くなったお父様の再婚相手側との紛争に直面し、家庭裁判所での調停を経験された依頼者様の、リアルな声をご紹介します。

依頼者の声:再婚相手との調停を「法定相続分よりも有利」に解決

〇53歳・女性(亡くなったお父様の再婚相手側との紛争)

私達姉妹2人と父の再婚相手側(妻と養子縁組の連れ子)の間で,父の遺産分割で争いが発生しました。
過去の後妻の方の言動から,もしもの時は揉めるだろうと,父が亡くなる前から考えを巡らせていました。前田先生のHPを見たのはそんな時でした。

実際父が亡くなり,相手側の代理人から連絡がきてから,その件で前田先生の前に3人の弁護士の方々に無料相談をさせて頂きました。

私が前田先生に依頼を決めたのは「心強い」と感じたからです。
他の方の場合,ふと見せる難しそうな表情や複雑そうな表情をされると,依頼する側としては,不安になってしまいます。前田先生は「(父の事業を継いだ)妹さんから詳しい事情を聞きたいな」と,前向きに捉えてくれていると,とても心強く感じました。

その後調停と進み,打合せの際に私達の情報や一般の相続調停の事案などを鑑みて,双方が必ずしも納得する結果はそれ程多くないと説明を受け覚悟しました。
私達の意思を汲み取ったうえで,不安な弱い要素も挙げ,これに対する対策を考え譲るべき所は譲るという戦略をきちんと説明してくださいました。そのスタンスは最後まで変わりませんでした。

父の遺言書で指定された内容で,相手側が(得にならない不動産だった為)取得を希望しないと主張した際には「自己本位の我が侭と言う事を控え遺言書に従うべき」と私達の意見を主張してくださいました。それによって相手側がぐうの音も出ない状態に溜飲が下がる思いでした。

私も妹も勿論感じたのは,非常に公明正大で頼り甲斐のある前田先生です。
法定相続分よりもかなり有利に運んでくださいました。

また,電話やメールで主に連絡を取り合っていたリーガルアシスタントの岩本さんが,とても柔和かつ処理能力が高く感心いたしました。調停成立の間近に,私達の不手際で処理事項が発生した際には,迅速に対応してくださいました。

前田先生と岩本さんの連携が密に取れていると感じました。

お仕事の性質上,またお世話になりたいと自ら言いづらいのですが,誰かお困りの方がいたら是非紹介したいと思います。
宜しくお願い申し上げます。

前田 尚一(まえだ しょういち)
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
私は、さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては、直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
ただ、私独自の強みを生かすことを、増員・規模拡大によって実現することに限界を感じています。今は、依頼者と自ら対座して、依頼者にとっての「勝ち」が何なのかにこだわりながら、最善の解決を実現を目ざす体制の構築に注力しています。実践面では、見えないところの力学活用と心理戦について蓄積があると自負しています。

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