第26回 過払い金請求は会社や家族に知られない

月刊「財界さっぽろ」2013年6月取材

会社を守る法律講座

――〝過払い金請求ブーム〟はもう終わりですか。

前田 全体的な件数は減少しているものの、請求できる人はまだまだいます。特に最近は、完済した人たちによる請求の割合が多くなっています。完済していたら過払い金を請求できないと思い込んでいる人も多いようですが、そもそも過払い金は利息の払いすぎによって発生するものです。完済していても、払いすぎたところで取り引きが終わったのですから、ほとんどの場合請求可能です。最近、40歳以上の方や会社を経営されている方、地方の方で大きく回収できるという例が多いですね。

――具体的な事例は。

前田 現在、進行中の事例ですが、現時点で3400万円余りを回収しているご夫婦がいます。一方で、ある男性会社役員の方は、4社完済し過払いとなっていたのに、相談する時期が遅かったため3社は時効となっていました。幸い、1社から60万円を回収することはできましたが…。

――時効には要注意ですね。

前田 完済後10年で時効です。この男性は「もっと早く相談すれば良かった。『会社や家族に何らかの連絡が入るのでは』と相談できなかった。こうした理由で躊躇し『仕方ない』とあきらめる方が多いのでは」と述懐されています。確かに不安はあるでしょうが、過払い金請求をしても自分自身の権利の行使ですから、会社や家族に知られる心配は無用です。

――ブラックリストに載る可能性はありますか。

前田 ブラックリストについても誤解が多く、機会があれば説明したいと思いますが、完済した場合の過払い金請求についてはブラックリストに載りません。そのほか、信販会社のクレジットカードによるキャッシングの場合も誤解されがちですが、実は過払い金請求の対象です。また、相続人も故人の過払い金を請求できます。明細などの書類がなくても、業者名さえ覚えていれば調査は可能です。

――面倒な手続きはありますか。

前田 ご本人にしてもらうことはほとんどありません。弁護士会のルールで、債務整理の場合は事務所にお越しいただくことが原則ですが、事情によっては電話対応など、ご来所いただく必要がない場合もあります。詳細は「前田 過払い」と検索してみてください。

――弁護士費用が心配です。
前田 当事務所では、完済過払いについては完全成功報酬制をとっており、過払い金を回収できなかった場合は弁護士報酬はいただいておりません。前述しましたが過払い金の時効は完済後10年です。早めにご相談ください。5月末日まで電話による無料相談も受け付けていますので、ご利用ください。(0120・48・1744)

 

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