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『カスハラ』に対する企業対応の在り方 -悪質なクレーマーとの対峙

従来から、モンスタークレーマーとか、モンスター顧客という言葉はありました。しかし、営業妨害対策の観点からとらえられていました。
現在は、一気に、従業員をどう守るかという観点に重点がおかれるようになり、「カスハラ」という言葉も皆知っています。
従業員はそのような場で対応しなければならないことそれ自体に嫌悪し退社にまで至るとか、そのような場での勤務が予想される会社には就職しないなどといったことが現実化しています。
今、構造的な「人手不足」の時代。その失策は、企業の死活問題ともなりかねません。

 

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前田 尚一(まえだ しょういち)
北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校・北海道大学法学部卒。
私は、さまざまな訴訟に取り組むとともに、顧問弁護士としては、直接自分自身で常時30社を超える企業を担当しながら、30年を超える弁護士経験と実績を積んできました。
ただ、私独自の強みを生かすことを、増員・規模拡大によって実現することに限界を感じています。今は、依頼者と自ら対座して、依頼者にとっての「勝ち」が何なのかにこだわりながら、最善の解決を実現を目ざす体制の構築に注力しています。実践面では、見えないところの力学活用と心理戦について蓄積があると自負しています。

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