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法律紛争に挑む ― 訴訟・紛争解決:「勝つ」ための戦略的弁護士業務

紛争解決・予防のモデルは「訴訟」にあります。
訴訟経験に裏付けられた戦略的判断力があってこそ、最善の解決が可能です。

  • 訴えを提起する場合には勝つことが求められる

  • 提起された場合には負けるわけにはいかない

  • 訴訟外での解決や紛争予防も、裁判を想定した戦略が不可欠

依頼者と弁護士が密に協働して初めて、企業にとって最良の判断と行動が可能になります。
私は常に、依頼者にとっての「勝ち」とは何かにこだわります。
経営者の性格や意思決定スタイルを理解し、伴走することが不可欠です。

訴訟・紛争解決 ― 「勝つ」ための戦略的アプローチ

紛争に直面したとき ― 「闘う」と「和解する」の境界線を見極める

紛争に巻き込まれて訴えられた場合には、その訴訟に対応しなければなりません。
また、自ら訴えを提起しなければ、紛争の解決が難しいという場合もあります。

もし相手から訴えられたとき、「負けるわけにはいかない」という思いは当然です。
逆に、自ら訴える場合には、「勝つ」ことが目的になります。

しかし、ここでいう「勝ち」とは、単に裁判で勝訴することだけを意味しません。
依頼者にとって真に有利な解決とは何か――それを突き詰め、見極め、実現していくことが、弁護士の使命です。

戦略的に考える ― 紛争を制するための思考法

まず重要なのは、自分の置かれた状況を客観的に理解することです。
そのために、依頼した弁護士が「どのような解決が的確なのか」を明確に説明できることが求められます。

紛争の解決方法は、事案の性質だけでなく、依頼者ご本人のキャラクター・パーソナリティーにも大きく左右されます。
一人ひとりの「闘う姿勢」に適した戦略があるのです。

「闘うべき時に闘う」「譲るべき時に譲る」――その判断を誤れば、外堀・内堀を埋められてしまうこともあります。
〝和を以て貴しとなす〟という理念は尊いものですが、時として「無難にまとめる」ことが、依頼者の不利益を拡大させる場合もあります。

経験と実績に基づく「勝利のための構造分析」

前田尚一法律事務所では、弁護士歴30年を超える実績のもと、多様な訴訟・紛争に取り組んできました。
その経験から導かれる結論は明快です。

「裁判で勝つ」には、論理だけでなく構造を読む力が必要です。

訴訟では、事実と法の両面から裁判官を説得する必要があります。
その際、「裁判官の判断構造」や「実務上の運用の傾向」まで踏まえた戦略構築が欠かせません。

また、訴訟に至る前の段階から証拠を精密に整理し、主張を「裁判官が理由を書きやすい形」で構成することも重要です。
当事務所では、こうした“実戦的戦略法務”を実践し、数々の難解事件で確かな成果を挙げてきました。

ここでは、当事務所が担当した裁判例の中で、判決文の文面は現れない事情があった事例を数件、新聞等のメディアで報道されたり、判例集などの公刊物に登載されたものを紹介することにいたします。

1 事案の特殊性を明らかにし、裁判実務上の取扱いの例外として扱われるべき事例であることを説得すること
:オーナー社長の死亡に対する対処の事例
2 躊躇する裁判官の背中を押す
:土地区画整理事業の事例
3 裁判官の判断は、その個人的な視野・価値観の外にはでない(勝訴判決が判例雑誌に掲載される前に、逆転判決が出て狼狽えたこと)
:ゴルフ会員契約の解除の事例
4 裁判官が判決の理由を書きやすい主張を構成する
:会社の支配権の確保の事例
5 事件ごとにそのたび、そのたび繰り返さなければならない
:オーナー社長の死亡に対する対処、再び
6 裁判例の相場どおりにせずに、認容額を増額させたり[原告事案]、割合を下げて支払額を減額する[被告事案]
:名誉毀損の事例、商品取引の事例、官製談合の事例

【企業経営者の方へ】民事訴訟を「経営戦略」として活用する

企業経営において、紛争は避けられない現実です。
取引先との支払トラブル、契約不履行、知的財産侵害、名誉・信用毀損、株主・取締役間の対立――。
これらの紛争は、時に企業の存立に関わる重大な問題に発展します。

民事訴訟は「最終手段」とされますが、実際には経営資源の再配分・再設計を実現する有効なツールでもあります。
時間・費用・労力をかけてでも訴訟を活用することに意味があるのです。

「勝訴判決」はゴールではなく、企業の将来を守るための“戦略的手段”である

当事務所では、売掛金回収、契約不適合責任追及、知的財産・商標訴訟、名誉毀損、会社支配権紛争など、
数多くの企業訴訟を通じ、中小企業の「攻め」と「守り」を両立する訴訟戦略を構築してきました。

詳しくは下記ページをご覧ください。
取引先などを訴えて企業間紛争を解決する:民事訴訟の活用法

当事務所の姿勢 ― 「共働」による解決

訴訟の世界において、「勝ち負け」は弁護士だけで決まるものではありません。
依頼者と弁護士が、状況・戦略・目標を共有し、同じ方向に歩む「共働」があってこそ、最善の解決が実現します。

「あなたにとっての『勝ち』とは何か。」
その問いを共に掘り下げることが、私たちの第一歩です。

紛争を抱え、あるいは訴訟を検討されている方は、まずご相談ください。
あなたが置かれた状況を客観的に整理し、「どのような解決が最も的確か」を共に検討していきましょう。

前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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