早く終わらせることが、常に最善とは限りません。
一時的に解決したように見えても、その判断によって、将来の交渉余地や別の解決経路が失われることがあります。
当事務所では、局面ごとの勝敗や処理の早さだけでなく、終わった後に何が残るかを重視して判断を組み立てています。
問題は、早さではなく、どの選択肢を残すかです。
多くの人は、「早く終わらせる」ことを選びます。
しかし、その時点で将来の選択肢は静かに失われています。
問題は、早さではありません。
どの選択肢を残すかです。
たとえば、企業の不祥事対応で、
早期に謝罪し、一定の責任を認めることで、
一旦は事態が収束することがあります。
しかし、その判断によって、
後に取り得たはずの交渉の余地や、
別の解決経路が閉ざされていることも少なくありません。
また、紛争の場面でも、
強く主張し、相手を押し切ることで、
短期的には有利な結果を得ることがあります。
しかし、その結果、
関係の断絶や、次の交渉機会の喪失という形で、
別の選択肢が失われることがあります。
こうした場面で問われているのは、
「いま何をするか」ではありません。
「この判断によって、何を残し、何を失うか」です。
当事務所は、
結論の早さや、局面での勝敗そのものではなく、
・将来の交渉余地
・関係の再構築可能性
・別の選択への転換可能性
といった、
「残される選択肢」を基準に判断を組み立てます。
速さも、強さも、否定しません。
それらは、必要な局面で用いるべき手段です。
ただし、それ自体を基準にしてしまうと、
見えない形で選択肢が削られていきます。
どのように終わらせるかではなく、
終わった後に、何が残っているか。
その観点から、
一つ一つの判断を設計しています。
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結果だけを見ていると、
判断そのものを誤ることがあります。
当事務所では、
「解決事例」ではなく、
「判断」に着目しています。






