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経営を静かに壊す「人の問題」――EAPという予防法務の位置づけ

企業経営における法的リスクは、
契約書や制度設計よりも先に、
人と組織の関係性の中で芽を出します。

経営を守るための「人と組織」の法務支援
―― EAP(従業員支援プログラム)という予防法務 ――

企業経営における法的トラブルの多くは、
契約書の不備や制度設計の失敗からではなく、
人と組織の摩擦から静かに始まります。

メンタル不調、職場内トラブル、ハラスメント、
あるいは、誰にも相談されないまま蓄積する不満や疲弊。
それらは、表面化したときにはすでに
「労務問題」や「法的紛争」として顕在化していることが少なくありません。

前田尚一法律事務所では、
紛争が起きてから対応するだけでなく、
紛争が起きにくい経営環境を整えることこそが、真の法務支援である
と考えています。

その実践の一つが、
EAP(Employee Assistance Program:従業員支援プログラム)という枠組みを、
予防法務の一部として位置づけるという考え方です。

EAPは「福利厚生」ではなく、経営リスク管理です

EAPは一般に、
「従業員のメンタルヘルス支援」
「福利厚生の一環」
として理解されがちです。

しかし、法的・経営的視点から見ると、
EAPは次のようなリスクを未然に抑制する装置でもあります。

  • ハラスメント・労務紛争の予兆の早期把握

  • メンタル不調を原因とする休職・離職・訴訟リスクの低減

  • 管理職が一人で抱え込む判断リスクの分散

  • 「相談できない職場」そのものが生まれることの防止

従業員が、社内ではなく
外部の専門家に匿名で相談できる経路を持つことは、
問題が深刻化する前に、組織全体を軌道修正する機会を生み出します。

それは結果として、
企業にとっての紛争予防であり、
レピュテーションリスク管理にも直結します。

弁護士が関与するEAPの意味

前田尚一法律事務所が関与するEAPの特徴は、
単なるカウンセリングサービスではなく、
「法的紛争に転化し得る事象」を構造的に捉える視点を持っている点にあります。

  • どの段階で、法的問題に転化し得るのか

  • 経営判断として、どこに線を引くべきか

  • 「善意」が、後に責任追及へ変わる分岐点はどこか

こうした論点は、
心理的支援だけでは整理しきれません。

弁護士が関与することで、
経営者・管理職・従業員それぞれの立場を踏まえながら、
将来の紛争を見据えた整理と助言が可能になります。

「紛争が起きない会社」をつくるという選択

法的紛争は、
起きてから解決することも重要です。
しかし本来は、
起きない構造をあらかじめ設計する方が、企業にとっても、働く人にとっても健全です。

EAPは、
問題を抱えた従業員のためだけの制度ではありません。

それは、

  • 経営者が安心して判断するための土台

  • 管理職が孤立しないための仕組み

  • 組織が無用な対立に向かわないための安全弁

でもあります。

前田尚一法律事務所では、
これまで一貫して取り組んできた
「企業経営と法律紛争」という立脚点のもと、
EAPを予防法務の一部として位置づけた支援を行っています。

ご相談について

EAPの導入や運用は、
制度を入れれば解決するという性質のものではありません。

既存の顧問契約や労務体制、
企業規模や組織文化との関係を踏まえ、
その企業にとって本当に必要かどうかを含めた検討が不可欠です。

前田尚一法律事務所では、
制度ありきではなく、
実務とリスクの両面から整理した上でのご相談をお受けしています。

前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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