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「早く終わる」ではなく、「維持できる判断」を考える――ブータン王国の国民総幸福 (GNH)

昨日朝、GWのブータン旅行から帰国いたしました。

ブータン王国地図外務省HPから借用

空港でうどんを食べていたら、友人からラインが入り、
羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)の帰国ラッシュの放映に、
私がバッチリ映っていたとの連絡をもらいました。

ブータン王国国旗

ブータンという国には、
GDPだけではなく、
国民総幸福(GNH)という考え方があります。

重要なのは、
利益だけで判断せず、
何を基準に判断するかを先に定めている点です。

当事務所でも、
法律問題を、
短期的な有利不利だけでは処理しません。

判断を急がず、構造で整えるという考え方

ブータンという国には、特徴的な政治構造があります。

ブータンは立憲君主制で、国会は国民議会47名・国民評議会25名の二院制です。国民議会は政策・予算等の主要な審議を担う機関とされています。
国王、議会、審議機関が、それぞれ異なる役割を持ちながら、国家全体の判断を支えています。

そして、ブータンが世界的に知られている理由の一つに、
👉 国民総幸福
(GNH:Gross National Happiness)という考え方があります。

これは、単純な経済的利益や短期的成果だけではなく、

  • 社会全体として維持可能か
  • 将来に無理を残さないか
  • 人間としての生活や関係性を壊さないか

という視点を、国家運営の判断基準に組み込もうとする考え方です。

重要なのは、「幸福」という言葉そのものではなく、
何を基準として判断するのかを、先に固定している点にあります。

当事務所の業務にも、これと似た発想があります。

法律問題では、感情、事実、証拠、法律、費用、時間、将来への影響が、一度に押し寄せます。
その状態で、すぐに「勝てるか」「いくら取れるか」「裁判にするか」と結論を急ぐと、判断の軸が不安定になります。

当事務所では、まず問題を分けます。

  • 事実として確認できること
  • まだ確認できないこと
  • 法律上の争点
  • 現実的な制約
  • 将来に残る影響

これらを混ぜたまま進めず、順序を整えたうえで、判断できる状態を作ります。

当事務所が提供しているのは、単なる手続代行ではありません。

依頼者が置かれている状況を整理し、
何を基準に判断するのかを明確にし、
その基準に沿って、交渉・調停・訴訟その他の手続を選択していくことです。

そのため、当事務所の顧客対応では、次の点を重視しています。

  • 早く終わらせることだけを目的にしないこと
  • 分からないことを曖昧なまま進まないこと
  • 感情と法的判断を混同しないこと
  • 複数の方針を抱えたまま動かないこと
  • 将来も維持できる判断に到達すること

法律問題の解決は、単に相手に勝つことだけではありません。

その判断を、後から振り返っても維持できるか。
その結論を、生活や事業の次の局面につなげられるか。
そこまで含めて、判断を整える必要があります。

当事務所は、強く押し切ることではなく、
判断が崩れない状態を作ることに重点を置いています。

法律問題に直面したとき、必要なのは、感情の勢いで進むことではありません。
何を基準に判断するのかを定め、その基準に沿って、進むべき手順を選ぶことです。

当事務所は、そのための法律相談と事件対応を行っています。

 

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前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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