非上場会社の少数株主から、
「株式を売却したい」
という相談を受けることがあります。
しかし実際には、
最初に株価を調べれば解決するわけではありません。
株式を取得した経緯。
会社との関係。
現在の経営状況。
売却の目的。
現実には、
整理すべき事項が数多く存在します。
少数株主の株式売却では、
価格交渉の前に情報整理と意思決定が重要になることがあります。
株価だけを見ても判断できません
少数株主の株式売却では、何を整理し、何を決めるのか
非上場会社の少数株主から、
「株式を売却したい」
という相談を受けることがあります。
もっとも、
実務では最初から価格交渉に入ることは多くありません。
むしろ、
何を整理し、
どのような選択肢があり、
何を決めるべきなのかを確認するところから始まります。
■ STEP1 株式を取得した経緯を確認する
まず確認するのは、
現在保有している株式をどのように取得したのかです。
相続による取得なのか。
贈与による取得なのか。
創業時から保有しているのか。
退職後も保有を続けているのか。
取得経緯によって、
会社との関係や今後の選択肢が変わることがあります。
■ STEP2 会社の状況を整理する
次に、
会社の状況を確認します。
現在誰が経営権を持っているのか。
株主構成はどうなっているのか。
配当はあるのか。
会社の財務状況はどうか。
事業承継は予定されているのか。
株価評価だけではなく、
会社そのものの状況を把握することが重要になります。
■ STEP3 売却の目的を整理する
少数株主の方でも、
目的は様々です。
現金化したい。
相続対策を進めたい。
会社との関係を整理したい。
長年続いている紛争を解決したい。
目的によって、
選択すべき方法は変わります。
■ STEP4 選択肢を比較する
一般的には、
次のような選択肢が考えられます。
・そのまま保有を続ける
・会社に買い取ってもらう
・他の株主に売却する
・第三者への譲渡を検討する
どの方法にも、
メリットとデメリットがあります。
また、
税務や事業承継への影響を考慮する必要がある場合もあります。
■ STEP5 意思決定を行う
情報整理が終わると、
はじめて意思決定の段階に入ります。
いくらで売却するのか。
いつ売却するのか。
誰に売却するのか。
そもそも売却すべきなのか。
少数株主の株式売却では、
価格だけで結論が決まるわけではありません。
情報整理を行い、
選択肢を比較した上で、
依頼者自身が納得できる判断を行うことが重要になります。
当事務所では、
目の前の法的正解だけではなく、
初動・情報整理・損失配分・将来維持可能性を含めた現実判断を重視しています。
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