父親から相続した株式。
昔から持っている会社の株式。
しかし、会社経営には関与しておらず、配当もなく、売る方法も分からない。
そのような少数株主のご相談を受けることがあります。
非上場会社の少数株主問題は、単純な株価の問題ではありません。
誰に売るのか、いつ売るのか、そもそも売るべきなのか。
まずは状況を整理することが重要です。
相続した株式、配当のない株式、そのまま持ち続けますか
非上場会社の株式を持っているものの、
どうしたらよいのか分からない。
そのようなご相談を受けることがあります。
例えば、
父親から相続した株式を保有している。
以前は親族会社の役員だったが、現在は経営に関与していない。
会社との付き合いはほとんどない。
配当もない。
株主総会の通知もよく分からない。
しかし、株式だけは持っている。
そのような状況です。
少数株主の方からは、
「この株はいくらになりますか」
というご質問を受けることがあります。
もちろん株価は重要です。
しかし、実務では株価から始まることは多くありません。
まず整理しなければならないのは、
なぜ売りたいのか。
誰が買主候補なのか。
会社との関係はどうなっているのか。
相続との関係はどうか。
という点です。
上場株式であれば市場で売却できます。
しかし非上場会社の株式には市場がありません。
また、譲渡制限が付いていることも多く、
売りたいと思っても簡単に売却できるとは限りません。
そのため、
少数株主問題では、
「株価」
よりも、
「出口」
が問題になることがあります。
実際のご相談例
当事務所で取り扱った案件の中に、
非上場会社の少数株主の方からのご相談がありました。
株式は以前から保有していたものの、
経営には関与しておらず、
会社との接点もほとんどありませんでした。
その後、
会社関係者から株式を買い取りたいとの話がありましたが、
提示された金額が適正かどうか分からず、
当事務所へご相談いただきました。
当事務所では、
単に株価を計算するだけではなく、
会社の状況
株主構成
関係者との利害
交渉の進め方
などを整理したうえで対応しました。
その結果、
当初提示額の約7倍の金額で株式売却が成立しました。
もちろん、
全ての案件が同じ結果になるわけではありません。
しかし、
少数株主問題では、
「株価はいくらか」
だけではなく、
「誰と、いつ、どのように交渉するか」
によって結果が変わることがあります。
最初に確認したいこと
少数株主問題では、
まず次のような資料や事情を確認することがあります。
- 株主構成
- 定款
- 決算書
- 株主総会関係資料
- 相続との関係
- 会社との関係
これらを整理したうえで、
売却を目指すのか、
保有を継続するのか、
あるいは別の選択肢があるのかを検討します。
当事務所の考え方
少数株主問題では、
いきなり株価評価を依頼するよりも、
まず出口を考えることが重要です。
誰に売るのか。
いつ売るのか。
なぜ売るのか。
その整理によって、
株価評価や交渉の意味も変わってきます。
当事務所では、
株価だけではなく、
会社との関係、
相続との関係、
将来の出口まで含めて検討しています。
非上場会社の株式を保有しているが、
どうしたらよいのか分からない。
そのような場合は、
一度状況を整理してみることをお勧めします。
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