第5回 お手軽ツール「内容証明郵便」を知る!

月刊「財界さっぽろ」2011年09月取材

会社を守る法律講座

――「内容証明郵便」という言葉をよく聞きますが、どのようなものですか。

前田 文書の内容と差出日(発送した日)を、郵便局が証明する郵便です。例えばクーリング・オフを利用する場合、一定期間内におこなう必要があります。このような時、業者と後日、紛争が起きることを想定して、内容証明を用いるのがよいでしょう。
債権が時効によって消滅するのをストップさせる(時効の中断)場合、配達日が重要となるので、「配達証明」というオプションをつけてください。売掛金などの債権を譲り受けた際なども、「配達証明付きの内容証明郵便」を使うのが適切です。
内容証明郵便は普通郵便に比べ、相手方に対するインパクトが大きいので、重要な内容の通知などに活用されています。記事の最後に具体例のアドレスを掲載しますので、イメージをつかんでください。

――素人でもできるでしょうか。

前田 内容証明郵便は、弁護士に依頼しなくても活用できる定番のツールなんです。基本的なルールは、縦書きと横書きで違いますが、縦書きの場合、用紙1枚は、20字×26行以内で作成します。郵送用以外に、自分と郵便局での保管用に同じもの3通を郵便局に提出してください。使用文字、字句の訂正など他にもルールがありますが、文房具屋で売られている内容証明郵便セットを購入し、同封されている説明書に従って進めば、初めての方でも、十分対応できます。ほかに電子内容証明郵便サービスというものもあります。

――料金はいくらかかりますか。

前田 書留郵便料金(420円)と通常郵便料金(定型25グラムまで80円)に加え、内容証明料がかかります。内容証明料は文書1枚なら420円で、1枚増すごとに250円ずつ加算されます。配達証明の加算料金は300円です。配達証明付きの内容証明郵便を1枚出すと、合計で税込み1220円かかることになります。

――注意すべき点はありますか。

前田 いわば“宣戦布告”の文書と見られることが多いです。相手方が感情的になることも考慮して、作戦を立てる必要があります。内容については、もちろん法律的な裏付けが必要です。例えば、配達証明付きの内容証明郵便を送り続けたからといって、売掛金がずっと時効のまま消滅しないということになりません。不適切な例として、賃料請求や債権譲渡を受けた場合を挙げておきます。参考にしてください。(http://bit.ly/oSjWvq
当事務所では、法律問題について随時相談を実施しています。分野によっては無料ですので、ぜひご利用ください。

 

 

 

中小企業経営に必要な知識を身に着ける為の

企業法務ピンポイントレッスン

必須メールアドレス 

必須    お名前 

サンプル⇒「働き方改革関連法」中小企業の時間外労働の上限規制導入は?

Address

札幌市中央区南1条西11-1コンチネンタルビル9階地下鉄東西線「西11丁目駅」2番出口徒歩45秒

Phone

0120-481-744

弁護士 前田 尚一 公式サイト© 2021 All rights reserved.