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判断を急がず順序を整えて取り組む法律問題――ブータン王国の政治構造の特徴を参照しながら

昨日朝、GWのブータン旅行から帰国いたしました。ブータン王国国旗
空港でうどんを食べていたら、友人からラインが入り、
羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)の帰国ラッシュの放映に、
私がバッチリ映っていたとの連絡をもらいました。

さて、法律問題では、
感情、事実、費用、将来への不安が同時に押し寄せます。

その状態で結論だけを急ぐと、
判断の軸が不安定になります。

当事務所では、
まず問題を分け、
順序を整えたうえで、
判断できる状態を作ることが何より重要と考えています。

このことを、
ブータンの政治構造を比喩として参照しながら、
説明させていただきます。

判断を急がず、構造で整えるという考え方

ブータンという国には、特徴的な政治構造があります。

ブータンは立憲君主制で、国会は国民議会47名・国民評議会25名の二院制です。国民議会は政策・予算等の主要な審議を担う機関とされています。
国王、議会、上院的な審議機関、そして国民総幸福という考え方が、それぞれ別の役割を持ちながら、国全体の判断を支えています。

重要なのは、誰か一人の強い意思だけで物事を決めるのではなく、
対立・不安・未確定の要素を、一定の構造の中で整理し、判断を崩さないようにしている点です。

当事務所の業務にも、これと似た発想があります。

法律問題では、感情、事実、証拠、法律、費用、時間、将来への影響が一度に押し寄せます。
その状態で、すぐに「勝てるか」「いくら取れるか」「裁判にするか」と結論を急ぐと、判断の軸が不安定になります。

当事務所では、まず問題を分けます。

・事実として確認できること。
・まだ確認できないこと。
・法律上の争点。
・現実的な制約。
・将来に残る影響。

これらを混ぜたまま進めず、順序を整えたうえで、判断できる状態を作ります。

当事務所が提供しているのは、単なる手続代行ではありません。
依頼者が置かれている状況を整理し、判断の基準を明確にし、その基準に沿って、交渉・調停・訴訟その他の手続を選択していくことです。

そのため、当事務所の顧客対応では、次の点を重視しています。

・早く結論を出すことを目的にしないこと。
・分からないことを曖昧なまま進まないこと。
・感情と法的判断を混同しないこと。
・複数の方針を抱えたまま動かないこと。
・最終的に、依頼者が維持できる判断に到達すること。

法律問題の解決は、単に相手に勝つことだけではありません。
その判断を、後から振り返っても維持できるか。
その結論を、生活や事業の次の局面につなげられるか。
そこまで含めて、判断を整える必要があります。

当事務所は、強く押し切ることではなく、判断が崩れない状態を作ることに重点を置いています。

法律問題に直面したとき、必要なのは、感情の勢いで進むことではありません。
何を基準に判断するのかを定め、その基準に沿って、進むべき手順を選ぶことです。

当事務所は、そのための法律相談と事件対応を行っています。

 

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――弁護士として、人生の修羅場に立ち会ってきて思うこと』

前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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