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弁護士の「解決事例」は、本当に参考になるのか――結果だけでは見えない“判断”の話

「〇〇万円を獲得」
「勝訴」
「有利な和解」

法律事務所のホームページには、多くの「解決事例」が並びます。

しかし、本当に重要なのは、
その結果に至るまでに、
どのような判断が行われたのかではないでしょうか。

弁護士の解決事例は本当に意味があるのか
――弁護士の仕事は、「結果」ではなく「判断」に宿る

弁護士の「解決事例」は、
本当にあなたの判断の役に立つのでしょうか。

たとえば、

・勝訴しました
・〇〇万円を獲得しました
・有利な条件で和解しました

といった説明は、
一見すると分かりやすく見えます。

しかし、そこには、
最も重要な部分が書かれていないことがあります。

なぜ、その選択をしたのか。

他にどのような選択肢があったのか。

どこで止まり、
何を切り捨て、
何を守ろうとしたのか。

実際の法律問題では、
単純に「勝つ」「負ける」だけで整理できない場面が少なくありません。

早く終わらせるべきなのか。

あえて時間をかけるべきなのか。

今動くべきなのか。

それとも、動かない方がよいのか。

法的には可能でも、
行使しない方がよい場合もあります。

私は、
弁護士の仕事の本質は、
「結果」を作ることだけではなく、

どの判断を採用し、
どの判断を排除するかを決め続けることにある、
と考えています。

問題は、
起きた後の結果だけではなく、
その前の判断にあります。

その考え方を、
次のページで整理しています。

法律問題は「結果」ではなく「判断」で決まる

 

当事務所では、
目の前の法的正解だけではなく、
初動・情報整理・損失配分・将来維持可能性を含めた現実判断を重視しています。

 

あわせてお読みください:
▶ 
「判断の現場に立ち続けるということ」

『恐怖と向き合い、なお判断し続けるという仕事
――弁護士として、人生の修羅場に立ち会ってきて思うこと』

【判断の基準を整理する】
法律問題では、
情報量よりも、
何を基準に判断するかが重要になります。
▶ 判断とは何かを整理する

【実際の紛争ではどう現れるか】
判断基準は、
相続・労働・企業紛争などの具体的局面で初めて意味を持ちます。
▶ 判断を具体例で整理する

前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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