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私が見てきたのは、法律問題ではなく判断の結果だった

弁護士というと、法律問題を扱う仕事だと思われるかもしれません。

もちろんそれは間違いではありません。

しかし、35年以上にわたり企業紛争や権利紛争の現場に関わってきて感じるのは、結果を左右しているのは法律論だけではないということです。

・問題が起きたときに何を守るのか。

・誰が決めるのか。

・いつ決めるのか。

その判断の積み重ねが結果を大きく変えます。

本稿では、長年の実務を通じて私が見てきたものについて書いてみたいと思います。

35年以上、企業紛争や権利紛争の現場で見続けてきたこと

私が見てきたのは、法律問題ではなく判断の結果だった

私は平成元年に弁護士登録をしました。

以来35年以上にわたり、

・企業法務
・団体交渉その他の労働問題
・会社支配権紛争
少数株主問題
・建設請負紛争
高額立退料など借地借家
・相続

など、様々な案件に関わってきました
(上記各案件のリンク先は、現場で案件毎に見続けてきた判断の結果の説明です。)。

その中で繰り返し感じてきたことがあります。

それは、

結果を左右しているのは法律知識の有無だけではない

ということです。

 

もちろん法律は重要です。

しかし実際には、

問題が起きたとき、

・何を守るのか。

・何を優先するのか。

・誰が決めるのか。

・いつ決断するのか。

そうした判断が結果を大きく左右します。

 

同じような法的立場であっても、

早い段階で状況を整理した人と、

判断を先送りした人では、

まったく異なる結果になることがあります。

 

また、

専門家の意見を集めれば解決するわけでもありません。

・税理士、
・司法書士、
・社労士、
・不動産業者、
・金融機関、

それぞれが有益な意見を持っています。

しかし最後に、

何を選び、

何を引き受けるのかを決めることができるのは本人しかいません。

 

私は長年、

勝訴や敗訴だけでなく、

その後の依頼者の姿も見てきました。

裁判で勝ったにもかかわらず苦しみ続ける人もいます。

一方で、

大きな譲歩をしたにもかかわらず納得して前に進む人もいます。

その違いを生むのは、

法律論よりも、

自分で判断し、その結果を引き受けることができたかどうかであるように思います。

 

近年はAIの発達によって、

法律情報や専門知識そのものは以前より容易に手に入るようになりました。

しかしその一方で、

・何を選ぶのか、

・誰が決めるのか、

という問題はむしろ重くなっています。

 

だからこそ私は、

法律問題だけではなく、

判断の問題に関心を持つようになりました。

私が35年以上見続けてきたのは、

法律問題そのものではありません。

その背後にある、

判断の結果だったのです。

 

当事務所では、
目の前の法的正解だけではなく、
初動・情報整理・損失配分・将来維持可能性を含めた現実判断を重視しています。
実際の紛争や経営判断では、何を守り、何を優先するかが結果を左右します。

そして、案件を解決するだけの法律事務所ではなく
紛争・経営・相続の経験から“判断の構造”を抽出し続けている事務所です。

 

関連記事:

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▶ 判断とは、結果責任を引き受けることである

▶ 専門家不足から判断者不足へ

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あわせてお読みください:

▶ 長く実務を続けていると、後から自分の仕事を説明できるようになることがある

▶ 35年以上の実務経験から見えてきたこと(本稿)

▶ なぜ当事務所は「判断支援型」を重視するのか

最終完成図

企業紛争・権利紛争の実務

判断の結果を観察

判断構造の発見

判断主体の復位

知識のコモディティ化
(AI時代)

意思決定の再定義
(専門家不足→判断者不足)

前田 尚一(まえだ しょういち)
弁護士として30年以上の経験と実績を有し、これまでに多様な訴訟に携わってまいりました。顧問弁護士としては、常時30社を超える企業のサポートを直接担当しております。
依頼者一人ひとりの本当の「勝ち」を見極めることにこだわり、長年の経験と実践に基づく独自の強みを最大限に活かせる、少数精鋭の体制づくりに注力しています。特に、表面に見えない企業間の力学や交渉の心理的駆け引きといった実務経験は豊富です。 北海道岩見沢市出身。北海道札幌北高等学校、北海道大学法学部卒業。

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